電子工芸の作品作りに使っている樹脂系の製品
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グルースティック
作品作りに一番使用している樹脂製品はグルースティクです。グルースティクの主成分はEVA樹脂です。EVA樹脂にとは下記のような樹脂です。
EVA樹脂はエチレン・酢酸ビニル共重合樹脂で、エチレン含有が高く、酢酸ビニルの含有率が3~40%の範囲で多くの種類があります。
-58℃まで可撓性があり、水、紫外線に優れた安定性があると同時に、ゴム弾性、柔軟性、強靭性、低温特性、耐候性など多くの優れた特性を備えています。
酢酸ビニルの含有量とメルトフローレートにより性質が異なり、メルトフローレート一定で酢酸ビニル含有量が増加すると、ゴム弾性、柔軟性、接着性、透明性などが向上し、逆の場合には剛性、耐摩擦性、電気絶縁性などが向上します。
使い方としては、熱で溶かして成形して造形物を作ったり、接着剤として使用したり、はんだ付け後の絶縁材として使用したり、いろいろな使い方ができる便利な樹脂です。
お薦めのグルースティクはダイソーで売っている乳白色タイプのものです。 理由は、LED光を拡散反射させるのに使えて便利だからです。
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アクリル樹脂エマルジョン系ボンド
アクリル樹脂エマルジョンが主成分のボンドであるジョイントコーク【クリア】も作品作りによく使用します。使い方はこのボンドにプリンタの詰め替えインク等の染料と水を混ぜて塗料にして使用してます。砂等を混ぜてザラザラの塗料を作ることもできますし、空気を入れるようによく混ぜれば気泡いり塗料にもなります。入れる染料を少な目にすれば透明感のある塗料にもなります。ボンドですが、着色作業には欠かせない製品になってます。ダイソーで売っているガラス絵具もアクリル樹脂エマルジョンに染料を混ぜたもののようなので色作りの作業を省略するときによく使います。後、ジョイントコークはクリア以外の色の製品は充填されている染料の量が多すぎるので、自分の作品作りには使えませんでした。ボンドとしては、砂をコーティングする作業でよく使います。まずコーティングしたい部材にジョイントコークを塗り、次に砂をまぶして乾燥させてから、その上から水で希釈したジョイントコークを筆で塗り乾燥させて固めます。着色作業やコーティング作業には本当に使いやすい製品です。
関連記事としては次の記事があります。
シリコンシーラント
セメダイン JISシリコーンシーラント 8060 プロ 330ml クリア(半透明) 1本
- 出版社/メーカー: セメダイン
- メディア: Tools & Hardware
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シリコンシーラントは、造形のための型を作るのに使用しています。シリコンシーラントについては以前に記事をかいているのでそちらを参考にして下さい。
ラッカースプレー
ニトロセルロースを主成分とする合成樹脂塗料です。主にトップコート作業に使っています。EVA樹脂で作った造形物にも接着して光沢を出してくれます。主に有機溶剤入りのタイプを使っています。理由は、アクリル樹脂エマルジョン系ボンドを使い着色した造形物に吹きかけると有機溶剤が固まったアクリル樹脂を溶かして着色した色が全体的に馴染んで良い色合いに変わるからです。ですから、一度に吹きかけ過ぎると着色した色が滲みダメになることもあります。薄く何度かに分けて塗布して必要な光沢を出すようする必要があります。
FRP用樹脂
標本/封入/アクセサリー製作に!【FRP 透明 注型用樹脂0.5kg】 小分けでどうぞ!標本/昆虫/花/貝/魚類などの封入やアクセサリー製作、電気部品に最適
- 出版社/メーカー: ホートク
- メディア: その他
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FRPを作るのに使うポリエステル樹脂は、封入作品や型を使って成形して造形物を作るのには適した樹脂です。この樹脂を使用しての自分の作品はまだ殆んど開発できていません。この樹脂に関しては以前に記事を書いているのでそちらを参考にして下さい。