ライティングの解説 箱庭 リース LEDライト 月見兎
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今回は、いくつかのライティングの技法を組み合わせて作った作品のライティングに関する解説をします。
この作品は御月様のライティングがメインの作品です。御月様の中にはLEDが二つ入っています。御月様は発砲スチロールの球を自作樹脂粘土で被ってから乾燥させて乳白色のホットボンドでコーティングして、うすめ液で発砲スチロールを溶かして中を空洞にして作っています。
中の白いLEDは光が黄色に発光するように砲弾部を着色しています。その黄色い光が樹脂粘土部で拡散反射して御月様の明りのような柔らかな光に見えるようになっています。
ウサギのオーナメントは、裏にホットボンドで白いLEDを張り付けています。正面にはウサギのオーナメントを透して光が見えるので、ウサギのオーナメントを浮かびあがらせていますが、裏側はLEDが裸なので、ウサギの後ろにある造花をスポットライト的に照らすラィティングをしています。ですので、後ろの造花はリースに巻いている造花と比べてとても明るく見えるようになっています。ウサギの後ろにある造花とならんでいるタマゴがたのオーナメントは繭玉の中にLEDを組込んだものです。この灯かりも横にある造花を間接的に照らしています。
奥の造花の部分に光が集まるような演出をしているので、なんとなく奥行が感じられるような空間演出ができた作品です。
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