USBポートからの5VでLEDを点灯させる2
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以前、USBポートからの5VでLEDを点灯させるの記事では電池から電源をとる代わりにUSBポートから電源をとれば、電池ケースの設置を外部化ができてハンドメイドライトのデザインの自由度が上がって便利ですというような内容の記事を書きました。
100円ショップで売っているUSBchargerを使えば自由に持ち運べるハンドメイドライトにもできるし、同じくUSB・ACアダプターを使えば家庭のAC100Vから電源をとる設置型のハンドメイドライトにすることもできるのでUSBポートから5Vの電源をとるメリットは多いです。
では、今日はこの5Vで何個のLEDなら安全に点灯させることができるか考えてみます。
セリア買ったUSBchargerを基準にしようとして思いパッケージや本体に何アンペアの最大出力ができるかの表示を探したが記載がありませんでした、iphoneやスマートフォンの充電には使用できません。との注意書きしかない不親切な商品のようです。
しょうがないので、USB2.0の給電能力500mAの規格値を基準にします。
最大で使用できる電力の値はワットの公式から W = I ×V から 0.5A × 5V = 2.5W でも2.5Wの限界まで電力をとって、もしもパソコンのUSBポートやUSBchargerのUSBポートを壊してしまっては責任がとれないので、安全に安全をみて2.5Wの6割までの電力しか使わないことに決めましょう。
2.5Wの6割は1.5Wなので、1.5Wで何個の砲弾型LEDを点灯できるか調べましょう。
インターネット上にはLEDの抵抗計算をしてくれるWEBページがありLEDの消費電力値も一緒に計算してくれるので、そのWEBページを使い調べてみましょう。
電源電圧は5Vを入力、砲弾型LED電圧は3.3Vを入力、流したい電流は20mAを入力にしてLEDの列数(並列)のところの数を増やしていってLED消費電力が1.5Wを超える数を調べましよう。
23個まで増やすと1.52Wになって1.5Wを超えてしまいます。
なので、USBポートの5Vの電源で標準的な砲弾型LEDを並列に繋げて安全に点灯できる数は22個ということでいいと思います。22個以下ならまず安全に点灯できると考えていいでしょう。
でも、電池の代わりにUSBポートを使っているので22個のLEDを点灯させるような大作を作る予定は自分には今のところありません。そもそも作っているハンドメイドライトは暗がりで鑑賞することを主目的としたライトであり部屋を照らし出すことを目的としたライトを作っているのではありませんので。
電気に関する計算には興味がなくUSBポートからの電源で砲弾型LEDを点灯させるハンドメイドライトをつくりたいが安全な商品にしたいとお考えの方は、標準的な砲弾型LEDなら22個までならば並列に繋げて点灯させることができるという結論だけを覚えていたら電子工芸的には良いと思います。
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