kzi-workshop 【電子工芸作品の作り方】

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箱庭 Healing lamp 時空の水晶 を作ってみた

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 前回の 箱庭 Healing lamp 腐海の森 に続き、今回も直径Φ19.5㎝のコルク鍋敷をベースにして大型の Healing lamp を作ってみました。今回は、材料さえ揃えれば簡単に作れる入門で作品である Healing lamp 水晶石 用に水晶石を購入したところ、思いのほか大きな形状の水晶石が送られて来たので、その大きな水晶石を使用した作品を作ろうと思い制作してみました。 

 

 



 
 

制作メモ

  

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  今回は、大きな水晶石を使用して作品を作ることが目的なので、まず水晶に合う世界観として宇宙塗りを使おうと考えました。なのでまずダイソーで購入したB4の硬質カードケースを直径Φ19.5㎝のコルク鍋敷の大きさに切り取りそこに宇宙塗りをしてみました。次にその宇宙塗りのシートを使いLEDの光を上下のどちらからライティングした方が綺麗なのか検討してみました。上からの光で宇宙塗りのシートを照らし出した方が綺麗なようなので、宇宙塗りのシートにヒーティングツールで穴を開けそこに砲弾タイプのLEDを設置することに決めました。

 次に中央に水晶を設置して光らせただけでは、全体を照らし出すだけの光量がないので、他に設置する光るオーナメントの検討をしました。宇宙塗りの世界観に合い下を強調するタイプの光るオーナメントで自分のレパートリーにあるのは、蝶のオーナメントしかなかったので、蝶の光るオーナメントを採用しました。蝶のオーナメントは下からのLEDの光で蝶の姿を浮かび上がらせますが、同時に蝶のオーナメントは光を反射させることにより下方向も明るくすることができます。なので3箇所、蝶のオーナメント設置用の穴をヒーティングツールで宇宙塗りのシートに空けました。

 これで、LEDの設置場所が決まりましたので、穴を開けた箇所に配線した砲弾型LEDを設置してそれぞれを並列に配線し電流制限抵抗をハンダ付けしたUSBケーブルに配線してからパワーバンクの電源を使用して点灯チェックを行いました。

 次にコルク鍋敷のベースに木工ボンドでLEDを設置した宇宙塗りのシートを貼り付けました。それから、LEDの上に水晶石と蝶のオーナメントをグルーガンで設置して、後はコーティングして完成だと思っていたのですが、ここで問題が発生しました。木工ボンドの水分の影響なのか、硬質カードケースと宇宙塗りをしたアクリルエマルジョン系ボンドの部分が剥離しだしてエアーが硬質カードケースと宇宙塗りの部分に発生しました。エアーを抜こうと試行錯誤しましたが抜けないので諦めてコーティング作業を行うと硬質カードケースは材質が塩化ビニールのため透明ラッカーの溶剤の影響で表面が溶けてしまい。小さな皺が無数にできてしまいました。あぁ失敗作かと思いましたが、硬質カードケースが溶剤でとけて柔らかくなっていたのと宇宙塗りの部分が剥離していたこともあり、硬質カードケース部分をハサミを使いながら切っていき運良く綺麗に剥ぎ取ることができました。これにより、ラッカースプレーでのコーティングが可能になり、複数回に及ぶコーティングでなんとか作品を仕上げることができました。

 ですので、次回作る時はこの硬質カードケースを剥ぎ取るという無駄な作業をする必要がないように、100円ショップで購入できるシリコンキッチンマットの上に宇宙塗りを施して先に宇宙塗りのシート部分を剥がせるようにしてから、紙か何かで厚みを補強して今回と同様の手順で作って行こうと思っています。 

 

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箱庭 Healing lamp 時空の水晶 もLEDを点灯させていなくても置物として鑑賞できる作品になっています。

  

 

参考記事   

 

 

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